●ポータブル機器向け小型LIB市場 (95~108ページ)
~いまだ成熟せず。「高容量化」「長寿命化(サイクル特性向上)」ニーズ高まる~
1.ポータブル機器市場概要
【表グラフ】民生ポータブル主要機器 ワールドワイド市場規模推移
(数量:2009年-2015年予測)
2.ポータブル機器向けLIB市場規模
【表グラフ】民生ポータブル機器用LIB ワールドワイド規模推移
(数量金額:2010年度-2015年度予測)
3.ポータブル機器向けLIB市場メーカー動向
3-1.サムスンSDI(Samsung SDI Co.,Ltd)
3-2.三洋電機(株)
3-3.LG化学(LG CHEM,LTD)
3-4.ソニー(株)
3-5.パナソニック(株)
3-6.日立マクセルエナジー(株)
3-7.その他
4.ポータブル機器向けLIB技術動向
4-1.サムスンSDI(Samsung SDI Co.,Ltd)
4-2.三洋電機(株)
4-3.LG化学(LG CHEM,LTD)
4-4.パナソニック(株)
4-5.ソニー(株)
4-6.日立マクセルエナジー(株)
5.ワイヤレス充電動向
6.今後の展望
《コラム》
●海外で日本 (109~110ページ)
●●● トピックス ●●●
《環境関連特集》
●自然環境シミュレーション装置市場~アプリケーションの裾野徐々に広がる
自然環境シミュレーション装置とは、自然環境に似せた環境を人工的に作り出し、試験対象物をその環境に曝し、性能試験をしたり、データを取得したりすることによって、製品化実用化に役立てようとする装置である。中には自然界に見られる以上のストレスを試験対象物に与え、極限の耐久性を比較的短期間に調べる試験装置などもある。
自然環境シミュレーション装置対象となる需要分野は広範囲に及ぶ。自動車輸送機分野、医学バイオ農業分野、建築土木住宅分野などが代表的な分野であるが、それ以外にも食品分野、衣服繊維分野、化学工業分野等において用いられることがある。
例えば、自動車輸送機分野においては自動車の空力特性を測定するフルボディ風洞試験装置などが有名であるが、それ以外にも近年、環境意識の高まりから燃費向上を図るための開発や排ガス規制強化に伴って、自然環境シミュレーション装置の需要は旺盛である。
また、医学バイオ農業分野においては、当初は自然環境シミュレーション装置はスポーツ医学との関係で発展してきた経緯があるが、最近ではそればかりでなく、人間と日常生活環境との関わり合いなどを追求する視点からの活用が活発化している。さらに、農業分野では農業生産性の向上に関連した試験研究などの際に、自然環境シミュレーション装置が活用されている。自動車分野等に比べると基礎研究開発の要素が大きいが、二酸化炭素の増加に伴う地球環境温暖化等の問題から、植物生理にかかわる研究は重要なテーマとして浮上してきており、自然環境シミュレーション装置はこうした分野の研究において必須アイテムとなってきている。
更に土木建築住宅分野においては、排ガスの拡散、高層ビルのガラスの強度評価、新築住宅の建材から発生するホルムアルデヒド等の化学物質の測定等に関連して、自然環境シミュレーション装置を使用する傾向が強まっている。
自然環境シミュレーション装置の応用分野は多岐に渡り、分野毎に要求される項目が大きく異なるため、ユーザーニーズを全方位的に満足させることは容易ではなく、自然環境シミュレーション装置メーカーは需要分野毎に細分化される傾向になっている。
今後の注目分野としては、自動車、バイオ、人間環境の三つの分野を挙げることができる。
●●● 内容目次 ●●●
《環境関連特集》
●自然環境シミュレーション装置市場 (3~14ページ)
~アプリケーションの裾野が徐々に広がる~
1.自然環境シミュレーション装置の概況
2.自然環境シミュレーション装置の需要分野別動向
2-1.自動車輸送機分野
【図】自動車用フルボディ風洞試験装置
2-2.医学バイオ農業分野
2-3.土木建築住宅分野
2-4.その他分野
3.自然環境シミュレーション装置の市場規模推移と予測
【表グラフ】自然環境シミュレーション装置の国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)
【表グラフ】自然環境シミュレーション装置の需要分野別国内市場規模推移(金額:2009年-2014年予測)
4.自然環境シミュレーション装置のメーカーシェア
【表グラフ】自然環境シミュレーション装置の国内メーカーシェア(金額:2011年)
5.自然環境シミュレーション装置の主要取り組み企業の動向
5-1.エスペック株式会社
5-2.株式会社荏原製作所
5-3.株式会社大西熱学
5-4.コイト電工株式会社
5-5.株式会社東洋製作所
5-6.上記以外の企業
6.自然環境シミュレーション装置の今後の見通し