要は手品の種明かしと同じで、手品のタネを知らないときは、目の前で起こっているすべてがまったく無知の知らない世界だけれども、手品のタネを知った瞬間から、その場で起きているすべてが理解できるようになったのと同じです。
非常にシンプルな公式で成り立っている「ラブエモシグナル」の仕組みと効果的な使い方さえわかれば、あなたは女性とのやりとりすべてにおいて、慌てることなく女性をあなたに惚れさせるアプローチを、そのときそのときでパッとできるようになります。
その「公式」は、極めてシンプルです。
「お水飲んだらおしっこでちゃった」レベルのシンプルさです。
残念なことに世の中の90%以上の男性は、このシンプルな公式(=ラブエモシグナル)の存在を知りません。
それを証明するかのように、モテる男性の割合は、どの国でも、どの文化圏でも、ほぼ全体の1割に集約されます。
いつも同じような一握りの奴だけが職場や合コンでモテ続けていることにあなたも本当は気づいているはずです。
その女性にモテ続けている1割の奴らは、ラッキーなことにその公式(=ラブエモシグナル)を知っている人の近くで育ったか、どこかでそれをマスターした人から教えてもらったかのどちらかです。
大半の人は知らないまま、自ら用務員に成り下がる人生をずっと歩み続けています。
でもあなたは、このレターを最後まで読むことで、その知らない残念な人々の輪から今日限りで抜け出すことができます。
人生において「お金時間労力」のエネルギーは有限でそして貴重な存在です。
当然、これら3つのエネルギーを無駄に浪費すればするほど、あなたの人生はあなたの意思とは真逆の「負け組」に成り下がっていきます。
ですので、金輪際「女性にお金や時間を浪費するだけの男」としての役割を絶ちたいものです。
女性があなたのことを「良い人」としか思っていない限り、1000回おごっても奢り損になるだけです。
惚れさせて手の平で転がしながらベッドの上で愛を確かめ合うなんていうのは夢のまた夢の話になります。それどころか女性にお金を使えば使うほど、あなたは「便利な奴」だと女性に思われ、あなたの財布はますます女性に牛耳られていきます。
皮肉なことに、間違ったアプローチで頑張れば頑張るほど、あなたは“自ら”女性が飼っているペット以下の男に成り下がっていくのです。
ここまで偉そうに女性や恋愛について語ってきた私ですが、私もかつては女に利用される「だけ」の惨めな男でした。
正直いえば、「モテる奴」になる前の出来事は1mmたりともオープンにしたくないというのが私の本音ですが、それだと私を信じてこのレターを真剣に読み進めてくれているあなたを裏切ることになってしまうので、私のダサくてショボイい過去もすべて正直にお話しすることにしました。
そのうえで、私を信じるか信じないかをジャッジしてください。
私が女性関係で初めてつまずいたのは中学2年生のバレンタインのときでした。私には、そこそこ仲の良い女友達が数人いたので、チョコレートの2、3個はもらえるだろうと密かに高をくくっていました。
でも、現実は『ゼロ個』でした。
しかも、私より確実にイケていないと思っていた奴が共通の女友達からラブレター付きのチョコレートをもらっている場面を目の当たりにしたのです。
私は顔を引きつらせながらも、どうにか平静な態度を装いましたが、心の中は完全に動揺していました。
けど、悲劇はこの1回だけでは終わらず、高校生になるとさらなる悲劇が私に襲いかかってきました。
当時、バイト先のコンビニによく来ていた、一度見たら忘れられないような「巨漢天然パーマ肌カサカサ」といったブサイクの条件が3つ揃ったような女性から唯一のバレンタインチョコレートをもらったのです。しかも、顔と体型からは想像もつかないようなメルヘンな便箋に愛のメッセージがビッシリと書き綴ってありました。
店長はじめバイト仲間は、1週間以上そのネタで私をからかい続け、最終的には『爆弾処理班』という屈辱的なあだ名まで私はつけられました。
私はあまりの悔しさに顔を真っ赤にしながら、もらったチョコレートを足で踏みつぶし、ゴミ箱にぶん投げたのを今でもハッキリとおぼえています。
「仲の良い女友達が俺にはたくさんいる…」
と思っていたのは自分だけで、実際は彼女たちにとって私の存在は、そつなく食事やプレゼントを与えてくれるだけの『用務員』に過ぎなかったのです。